月はいつも同じ面を地球に向けている、ということですから、満月になるたび、月の見えている面の真ん中のところに太陽が当たっている、ということでしょう。
図にするとこんな感じでしょうか。
つまり、地球から見える月の真ん中あたりの月面上に私が住んでいたとすると、地球人が満月だというとき、月の私の上に太陽が南中します。それからしばらくたって、また地球人が満月だというときに、次の南中が来ますから、月面での1日を太陽日でカウントするなら、地球時間の約29.5日が月の1日に相当しそうです。
確認のため地球は抜きにして、月と太陽の関係をメインに、月面経度0°地点で太陽が南中するときを、暦象年表の月の自転軸のLs(Lsは太陽から見た月面の中点Xsの月面経度)から調べてみましょう。
Ls=0°のときが月面経度0°での太陽南中になります。地球JSTでは12/8の19:46です。
この時刻に設定して、ステラナビで月の北緯0°、東経0°地点から見ると、ちゃんと太陽が子午線上にあります。つまり月の正午、12時です。
Ls=180°になれば、真夜中、午前0時です。地球JSTでは12/23の15:02です。
太陽は地底にあるので見えませんが、地球がよく照らされています。地球人たちは新月と言っている頃です。
Ls=90°で日の出、朝の6時です。地球JSTでは12/31の0:25です。
再びLs=0°で月の正午、地球JSTでは2023/1/7の10:22。
正午から正午までを月の1日とすると、地球時間ではどのぐらいになるのでしょうか?
2022/12/8 19:46 ~ 2023/1/7 10:22 は、29日と14.6時間です。
約29.5日なので月の朔望の周期と同じです。やっぱりそうなるということですね。
月の1日は、地球の29日と14.6時間。
29日と14.6時間=710.6時間なので、これを24で割ると月の1時間になります。
710.6/24=29.6時間=1日と5.6時間=1日と6時間36分
つまり、月の1時間は、地球の1日と6時間36分、のようです。
のんびりしていていいですね。
なんだか当たり前のことを書いた気がする。
もうひとつ、月の自転軸の変動について。
月は歳差運動するんだろうか? ということが気になったので、ステラナビの座標を月の北緯90°にして、月の北極上空を見上げてグルグルさせてみました。
・・・結果、あまり動かない。歳差しないのかな?ちょっとよくわからない。
月以外にも、太陽とか他の惑星もグルグルしてます。
太陽が一番動かなくて、金星もほぼ動かない。次に月、それから水星。
何万年も先の話、どこまで信用していいのかもわからない。
調べていたらこんな記事も見つけました。40億年前とはまたずいぶんと昔。