アホウドリの散策

旧アホウドリ天文台です

Saturn meets trans-Saturnian 2 ~エリスやケンタウルスたちも

これの続きです。

土星、土星の外に出会う - アホウドリ天文台

 

 

キロン調査の時に使ったこちらのサイト 

Small-Body Database Lookup

小惑星全般、キロン以外のケンタウルス族や、エリスや冥王星も載っています。

載っているということは、Orbit Viewer で軌道の図も描けるということです。

 

黄道面の上から見たり、

 

黄道面の横から見たり、

 

すばらしい!

ケンタウルス族が入ると、楕円で軌道の交差はあるし、上下にも凸凹するし、賑やかで楽しいな♪


日時の設定もできるし、ホロスコープの代わりにも使えそう。

 

ということで、土星冥王星海王星天王星の合のときに、エリスやケンタウルスはどうなっているのか?を調べてみます。

 

日時確認:世界時UTです。日本時間にするには+9h。

ヘリオ冥王星土星合 2020/01/10 09:20UT
ヘリオ海王星土星合 2025/12/11 12:00UT
ヘリオ天王星土星合 2032/07/19 15:00UT

 

Orbit Viewer では水星~海王星の惑星しか出てこないので、Add Object メニューで以下の準惑星ケンタウルス族を追加します。

134340 Pluto
136199 Eris

2060 Chiron
5145 Pholus
7066 Nessus
8405 Asbolus
10199 Chariklo
10370 Hylonome

 

画面をスクショしてから、ステラナビゲータで調べた座標を書き入れて、アスペクト計算をした表も貼り付けたら、画面がゴチャゴチャになってきましたが、まあいいや。

 

 

ヘリオ冥王星土星合 2020/01/10 09:20UT

 

驚いたのは、土星冥王星カリクロ―の合に対して、エリスが90度だったこと。

 

普通のヘリオチャートは下図になるので、土星冥王星カリクロ―の合と地球がオポジション、エリスと金星がコンジャンクション、これらがTスクエアになっていたらしい。

その間あたりに、ネッススが45度で挟まっている。

 

 

そりゃなんだかタイヘンそうだし、実際なかなかタイヘンだった気がする。

他には、

海王星とアスボルスがスクエアで、間に天王星が45度ぐらい。

・キロンと木星・フォルスが90度。

とか。

 

 

ヘリオ海王星土星合 2025/12/11 12:00UT

土星海王星の合に対して、アスボルスが90度
アスボルスは火星と180度なので、Tスクエアになっています。

キロンとエリスが合です。

 

 

ヘリオ天王星土星合 2032/07/19 15:00UT

土星天王星の合に対して、ネッススが90度。エリスが60度。海王星が72度。

木星と地球の合に対して、エリスが90度。

海王星とアスボルスが90度。

 

 

図を作って、アスペクトを見たら、また満足してしまって、解釈まで至らない。

気が向いたら追加するかもしれない。