アホウドリの散策

旧アホウドリ天文台です

自転の極での昼と夜、恒星のパラン

 

太陽が昇って、高く上がって、やがて沈んで、夜になって、また朝がきて太陽が昇って、それが普通に思う一日、24時間のサイクルですけれど。

 

地球の自転軸の真上、北極点や南極点ではそうはならないようです。

 

春分から秋分ぐらいの間、北極点ではずっと太陽は沈まなくて昼で、南極点では太陽はずっと地平線下で夜らしい。

 

昼の時期のとき、どうやって1日、24時間を計るのがいいだろうか?と考えます。目印となる山や建物があれば、そこを基準にして、太陽が一周するサイクルを計ればいいかな?と思います。地面に棒でも立てて日時計を作ってもよさそうですね。

目印がなくて、360度水平線や地平線だと、基準が決められないので、どのぐらい動いたかもわからなくなりそうです。

 

別に地球の自転は気にしないよ、24時間なんて計らなくてもいいよ、という場合は、春分から秋分までを「昼」としてもいいですよね。太陽が見えるなら昼ということで、極での半日=極以外の地域での半年、ということです。

 

 

空を見上げたときに、天の赤道黄道にラインが入っていたら便利だなと思うのですが(実際にそんな線があったらウザくて消したくなりそうですけれども)、極点にいれば、水平線(地平線)が赤道のラインに一致します。黄道のラインはいつも同じ半分が地上に見えます。北極点なら黄経0~180度の範囲、南極点なら黄経180~360度の範囲です。

 

地平線(極では天の赤道に一致)に黄道が交わる点は2点あり、黄道が地平線上へと昇る点と、黄道が地平線下へ降りる点ですね、これは1日で1周しますし、1年でも1周します。極点でも日周運動、年周運動はあるわけですが、極点や極圏とその他の地域の違いは、自転による日周運動の間に太陽が沈むか沈まないかの違いです。太陽が見えなくなる影の側があるかどうか。

 

 

西洋占星術のハウスのことも考えてみたいんですよ。

ハウスは地表の場所、球体表面の位置によって、変わりますでしょう? そして日の出と日の入り、一日の昼と夜とが重要らしいでしょう? で、そのシステムって、極だとバグりませんか? ということです。(北極点や南極点で生まれる人なんていないから、問題ないってことでしょうかね。)

 

 

なんてことを考えながら、ステラナビゲータ12を動かしながら喋った動画です。

 

台本なしに適当に喋ってたら35分にもなってしまいました。ダラダラとすみません。

・東京での空での日周運動、年周運動
・北極点での空での日周運動、年周運動
・北極でのパランと歳差運動

音量調整しないままアップロードしたので、ボリューム大きくてうるさいかも、ゴメン。