5/1水星遠日点~6/14水星近日点まで。
5月、6月のカレンダー
カレンダーをさらっと見たところ、気になるのは、
5/8 火星近日点
6/6 金星ノースノード
あたりでしょうか。
5/8 火星近日点
黄経336度あたりで火星近日点となります。
火星の軌道ってどんなだったかな?と、久しぶりにNASAのPlanetary Fact Sheet を見てみました。
火星の軌道離心率は0.094です。楕円の潰れ具合が大きい水星と冥王星を除いた中で比べると、火星はわりと潰れてるほうになります。
ヘリオセントリック図を見てみましょう。
近日点ですから、このあたりで火星がもっとも速く移動していることになります。
過去の火星の遠近ですが、
2021年7月12日 火星遠日点
2022年6月21日 火星近日点
2023年5月31日 火星遠日点
2024年5月 8日 火星近日点
と移行しています。火星の遠近に同調できたら、このペースでの変化が感じられるのかもしれません。が・・・私はにはどうもわからんねえ。わかりませんが、この頃の火星は、きっと熱々にやる気を出して、元気にビューンと走ってるんだろう、って思っておきます。
黄経336.5度は、地球トロピカルサインでいうと、うお座の6.5度になります。なので地球視点での火星の近日点と遠日点のサビアンシンボルは、
(火星近日点)♓7:A cross lying on rocks. [岩の上に横たわっている十字架]
(火星遠日点)♍7: A harem. [ハーレム]
になります。中心を通る十字と、ハーレムの囲み。地球は火星が示した十字をガイドにして出かけますが、ハーレムの外には出なさそうです。
昔作った遠近用のシート ( 2021年1月のヘリオセントリック概況(近日点遠日点を使ってチャート読みしてみる) - アホウドリの散策 )を使ってみましょう。
それぞれの惑星の遠近がわかりやすいようにーと作ってみたシートですが(わかりやすいかはさておき)、外側の方を見ると、海王星はだんだんと太陽に近づいてきていますし、冥王星はだんだんと太陽から遠ざかっています。海王星と冥王星の隙間が広がるような感じでしょうか。海王星の囲みがだんだん狭まって、圧縮されている、力を溜め込んでいる、みたいなことのようにも思いましたが、海王星の離心率は0.01でかなり完全な円に近いので、そんなに目立つ変化ではないかもしれません。でもじんわりと締めてくる海王星。太陽系の記憶みたいなのがぎゅっと密になって、触れやすくなってくるのかな? なんて思いながら過ごすと楽しそうです。
6/6 金星ノースノード
金星の黄緯が0度。地球の公転軌道面の南側から進んできた金星が、黄道面を通過する日。その後金星は北側へと向かいます。
ですから、ノードといっても黄道面、つまり地球基準の話ってことになります。ヘリオセントリックですから、他の惑星の公転面のことも同様に考えたらいいと思いますけどね。
でもまあ今の私は地球に住んでますから、地球が作る水面のようなものが揺らされたら、何かの影響は受けるかもしれないし、地球基準のノードを見ておくのもいいんじゃないかと思います。
ホロスコープを見てみると、アスペクトがなかなか面白いことになっていました。Tスクエアあり、調停の直角三角形あり、小三角あり、台形みたいな形もあります。
地球と金星の180度が土台となって、その左側にいろんな形ができている感じです。
地球 ♐16: Sea gulls watching a ship. [船を見ているカモメ]
金星 ♊17:The head of health dissolved into the head of mentality. [知力の頭に溶けていった健康の頭]
柔軟サインの火と風の土台では、ちょっとドッシリ感がない感じですが、上に作られるものに合わせますよーってことで、いろんな形に対応できているのかもしれません。
台形の上のところを見てみると、
冥王星 ♒1:An old adobe mission. [古いレンガ造りの伝道所]
水星 ♉2:An electrical storm. [電気的な嵐]
こちらは固定サインの初めのところで、押しも強いし激しそう。
地球と冥王星は45度、金星と冥王星も45度ですから、かなりピシッと決まった平行線の台形です。まあ水星はすぐに移動しちゃいますけどね。でも美しい形を見せてくれてありがとう。
あとはチャートをグルグルしながら、面白そうなところをピックアップ
5/15 地球と天王星180度
これもなかなか美しい台形です。台形流行ってんの?
それからちょっと先取りで、次の水星近日点(6/14)過ぎてからの話ですが、
6/15 火星の黄経0度
火星が♈入りして、木星も♊0度台、金星も♋0度台です。冥王星も♒0度台でした。「サビアン1度祭り」とでも呼びましょうか。まあこれについては次回のときにでも。