アホウドリの散策

旧アホウドリ天文台です

じゃあセレスも入れてみようか?(Saturn meets trans-Saturnian 4)

 

2020/01/10 にあったヘリオセントリックの土星冥王星合の図、これがなかなか見ごたえがあって好きなんですよ。それでよく扱っております。

 

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ヘリオセントリックのおひつじ座0度をどうするか問題(Saturn meets trans-Saturnian 3) - アホウドリ天文台

 

 

それから私は松村潔氏も好きなので、松村先生の動画をよく見ますけれど、最近面白いことを言いだされている。

 

 

ヘリオセントリックで惑星12個を使ってみる?みたいな話。もう少し正確にいうと、位置が特定できる見える惑星12個と、見えない惑星6個で、18個の惑星があるんじゃないか、みたいな話です。詳しくは動画を見てよ。いっぱいあるよ。最近有料になっちゃったよ。

その12個は、松村先生の話だと

1太陽、2水星、3金星、4地球、5火星、6セレス、7木星、8土星、9天王星、10海王星、11冥王星、12エリス

ということのようです。太陽は惑星じゃないけど、初めの1なるものとして入れる、らしい。

 

 

エリスについては以前の記事でも書きましたが、セレスはまだ見ていません。じゃあセレスも見てみましょう。

 

 

見た途端、あらまァ~!ってな感じで、なんと冥王星土星とセレスがかなりピッタリな合でした。少し幅をを取るなら冥王星土星とセレスと水星の4つが合です。

 

それらの合に対して地球が180度のオポジション

そのオポジションに対して、エリスと金星の合が90度になりTスクエア。海王星は60度と120度で調停アスペクト

 

オポジションは別にもう一つあって、火星と天王星。そこでは木星が調停で入ってます。

 

残ったキロンは何してるんですかー?というと、土星冥王星に対して72度の五角形アスペクト木星とはスクエアになっています。

 

どれもこれもビシバシとキマっていてスキがないというか、惑星さんたち、えらく働いている感じです。

 

 

 

数字と惑星とサインとタロット、そのあたりも組み合わせて考えられたら面白いんじゃないかと思います。なので松村先生の話を参考にしつつ、私は私で勝手にあれこれ考えてみるわけですが、こんな感じはどうだろうという提案の表。

 

これをもとに、先ほどのアスペクトを数字だけで言うと、
「11(2)と8と6と2が合で、そこに4がオポジション、12(3)と3がTスクエア、10(1)が調停」
みたいになります。偶数がゴチャゴチャしているところに、3が割って入るみたいな感じがします。

 

タロットだけで言うと、
「力と正義と恋人と女教皇が合で、そこに皇帝がオポジション、吊られた男と女帝がTスクエア、運命の輪が調停」
みたいになります。なんか女が強そうだ・・・こんなところに向いあわせにさせられたら皇帝もいやになりそうです。でも横を向いたら向いたで、女帝ドーンだし、もう逆さづりにでもなっていたい気分ですよ…なんてぼやいたら、ほうほうそんなことならぐるっと回転させてあげましょか?って、しっぽの生えてる奴が言ってきたけど、どうなの? なんて。やっぱり絵があると話を広げやすいですね。

 

 

 

話の広げやすさでいえば、サビアンシンボルを使いたいところなんですが、私としてはまだ♈1の起点をどうするか問題がいま一つしっくりきていないのです。

松村先生は結局地球トロピカルの座標で読まれていて、それでも読みは当てはまるようなので、それでもいいのかもしれませんが・・・

そうですね、たぶん私なら、複数の起点それぞれを使うようになるかもしれない。

この場合なら、冥王星土星・セレスを♈1にしたり、エリスを♈1にしたり、地球を♈1にしたり、普通に地球春分点を♈1にしたり…なんて考えられますが、そうなると非常にめんどくさい。それにサビアンシンボルを持ち出したら、私はイミフな作り話をし始めるでしょうから、ここではやらないでおきます。

 

♈1は「A woman rises out of water, a seal rises and embraces her.(女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く)」というサビアンシンボルです。海と陸がせめぎ合う海岸線。アザラシは海側の体、女性は陸側の体。ザバーンザバーンと波は巻くし、満ち引きもするし、おひつじ座の間はどっちつかずっぽいのかなあと思います。陸の体に決めてからの話が、おうし座~になりそうです。

それはどのぐらいの広さの陸ですか?どのぐらいの深さの海ですか? それは惑星によって違うのだろうと思います。

でも海岸はどの惑星の入り口にもあります。海岸、浜辺、波が寄せては返すところ。その入り口はどの惑星でも同じように見えそうです。冥王星土星とセレスと水星が重なっていても、やはり同じように見えそうです。入り口だけではわからないのではなかろうか。そこから陸へ向かえば陸の体の全貌がわかってくる。 重なっていれば、冥王星の海から水星の陸へ向かうということもできるのかもしれません。でも海に向かったときには、冥王星の大きな流れが他を飲み込んでいきそうな気もします。

 

冥王星土星・セレスを♈1とするというのは、海のものとも山の者ともつかない、どう転ぶかわからない状態のものが3つもあるということです。そういうどっちつかずというのは周りも扱いに困りますから、それに向きあってしまった地球も大変でしたね、と思います。

 

 

 

2025/12/11 土星海王星合 と 2032/07/20 土星天王星合 の図で、セレスとエリスを追加したものも出しておきます。これらもおもしろそうですが、土星冥王星合ほどの激しさはない感じかな。

 

 

 

 

ほんとエリスの動きはゆっくりですね。さすが公転周期558年。

 

トロピカル座標でエリスがおうし座入りするのはいつなんだろう? というのが気になってきました。冥王星やエリス、他の外縁天体の動きってどんな感じになっているんだろう?

これはただ調べればわかること(ステラナビで調べたらよさそうかな)なので、そのうちちょっとまとめてみてもいいかもしれない。