前記事の最後で、「ただ調べたらわかる」なんて書きましたけれど、調べるにしてもちゃんと理解していないと、的外れなものを取り出してきちゃったりするわけですよ。
まあつまり私のことなんだけど😅
ステラナビゲータで冥王星やエリスの黄経の推移を調べていましたが、せっかくだしセドナも調べてみよう。
それでセドナを黄経0度から次の0度まで、グルグルと動かしてみるわけですが、
ん? なんかおかしくね?
なんで背後に天の川あるの?
・・・?!
で、やっと「視位置の黄経位置を使ったからだ!」と気づきました。
時間を進めていったとき、セドナは画面の左へ進み、地球の春分点(視位置の黄経0度)は右に進みます。地球の春分点は26000年ぐらいで一周するぐらいのスピードですから、10年や100年ぐらいなら動いてもそんなに気にならない(気にしろよ。だからこんなことになったんだ)のですが、6000年も動かすと四分の一ぐらい移動して、天の川の真上に黄経0度が来ちゃうわけです。(そうなるとさすがに私も気になる)
・・・そうか、公転周期ってのは固定座標を使わないといけないんだなー。太陽時と恒星時の話みたいだなー。なるほどなー・・・
なんてことを今やっと思ったところですので、これまでの記事ではたぶん視位置を使っていた気もしますから、いろいろ問題あるかもしれないですね。はははー
J2000というのは、たぶん黄経0度を2000年の春分点位置に固定した座標、みたいなことだと思います。
ステラナビゲータでは黄道は視位置の目盛りでしか出せないので、J2000の値は天体情報ウィンドウのJ2000の黄経値を見てください。それで黄経0度(J2000)から、次の黄経0度(J2000)まで動かせば、ちゃんと一周、同じ恒星があるあたりへ戻ってきます。
せっかく調べましたので、J2000の黄経値と、視位置の黄経値、両方の表を出しておきます。冥王星、ハウメア、マケマケ、エリス、セドナの黄経と日付。ステラナビゲータ調べ。
200年とか10000年とかいうところの話なので、細かい日付なんていらなそうですが、めんどくさかったのでそのまま入ってます。
いつものように調べただけです。それ以上の話はいまのところありません。たくさんグルグルして疲れました。
でもまあ、セドナの公転軌道なんてはっきりしているとは思えませんし、エリスだってどんなものだか。おそらくこうではないか?という計算式があれば計算結果の数字は出ますが、過去にほんとにそうだったのか、未来にほんとにそうなるのか、わからんよ。
それでもグルグルと表示してくれるステラナビゲータはたいへん楽しい。
わからなくて怪しくても、面白そうなら、そこから飛んでみたらいいじゃないか。
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しかし、さきほどの移動春分点の黄経0度(視位置)とセドナが、天の川の真上で重なるというのも、面白い話ではあります。
下図の左は太陽から見た場合、右は地球から見た場合です。
歳差と移動春分点と北極星は関係ありそうですが、この8077年での地球の北極星はアルデラミンあたりになります。
地球の歳差が地球独自の基準を決めて、今の時代ってこうだよね~と地球人が言ってます、みたいな感じだとすると、アルデラミンを北極星にしている8077年頃の地球人は、太陽がセドナを介して天の川を引き込もうとしているぜ、なんて言っているのかもしれませんね。
8077年頃の地球人?はて??
アストロコムで8077年のヘリオセントリックホロスコープを出そうとしましたが、セドナもエリスもキロンも利用不可ということで表示してくれませんでした。ある意味真っ当ですが、つまらんな。